サワイグループホールディングスの澤井健造副会長(沢井製薬社長)は16日の決算説明会で、出荷調整などで供給不安が続く中で自社の在庫水準について「このまま切り崩していくと在庫状況が危なくなり、出荷調整品目の数が増え、割当数量自体も減らさざるを得ない状況となっている」と危機感を示し、第3四半期以降も第2四半期の傾向が継続するとの見通しを示した。
澤井氏は、生産量について「(今期)対前年では10%ほどの増産は計画しているが、それだけではカバーし切れていない」と説明。在庫の積み増しについても「3カ月が最低限必要な在庫と考えるが、安全在庫という意味では不足している。かなり、このままでは危ないというところまで減少したこともあり、供給を制限しつつ、今は在庫月数も回復しているが安全水準までは届いていない」とした。
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