塩野義製薬は25日、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「S-217622」の国内での製造販売承認を申請したと発表した。対象は軽症や中等症の患者。条件付き早期承認制度の適用を見込んでおり、承認取得後速やかに供給する計画だ。
国内第IIb相試験の解析で良好な結果を得たため、当初の予定通り申請に踏み切った。
第IIb相試験は、オミクロン株流行後の軽症や中等症患者428例を対象に、プラセボ対照二重盲検比較試験として実施。同剤を1日1回、5日間経口投与し、抗ウイルス効果や臨床症状の改善効果を評価した。
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