厚生労働省は2月24日に開かれた政府の規制改革推進会議医療・介護・感染症対策ワーキンググループで、全国のレセプトデータ等を蓄積したナショナルデータベース(NDB)と死亡情報を連結する上での課題について、来年度から検討を開始する方針を示した。NDBの匿名性維持、第三者への提供目的・範囲などを議論し、データ連結による質や利便性の向上につなげ、NDBを創薬に利活用できるよう基盤を構築したい考えである。
NDBのデータは国民保健の向上を目的に第三者に匿名で、研究機関や民間事業者等に提供される一方、死亡情報は、統計の作成等を目的に氏名が明らかにされた上で、公的機関、公的機関が補助する調査研究を行う人などに提供される。
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