武田薬品は、日米欧で国際共同第III相試験を実施している重症セプシス治療薬「TAK‐242」の開発を中止する。
TAK‐242は、武田薬品が創製した新規TLR(Toll様受容体)4シグナル伝達阻害薬。2005年7月に米FDAからファストトラック(迅速審査指定を受け、日米欧で国際共同第III相試験を実施していたが、社内の評価基準に合致しないことが判明。有効性・安全性に問題はないものの、全体の開発戦略を踏まえた上で、開発中止を決定した。
TAK‐242の開発中止による研究開発費、業績見込みに与える影響は軽微としている。
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