資生堂は、「IHADA(イハダ)」ブランドから、アンテドラッグステロイド配合で顔の肌トラブルを治療する「イハダキュアロイド軟膏」(指定第2類医薬品)を、全国のドラッグストアで新発売した。皮膚炎・かぶれなど顔の肌トラブルにも使えるステロイドとなる。
同軟膏は、ステロイド配合で炎症を素早く鎮め、皮膚炎、湿疹、かゆみを治すもの。ステロイドが吸収されやすい顔周りに使うことを踏まえ、アンテドラッグステロイド(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)を採用している。
アンテドラッグステロイドは、患部では優れた抗炎症効果を発揮し、体内に吸収されてからはステロイド成分が速やかに分解され低活性となり、作用が穏やかになるよう設計されたステロイドのため、高い治療効果を持ちながら副作用の軽減が期待できる。
顔に使うことを考えて、テカリやべたつきを抑えた設計になっている。
最近の生活環境の変化から、肌トラブルが増加しており、市販薬で対処する人が増加傾向にある。同社調査によると、20~50歳代女性で1年以内に顔の肌トラブルで市販薬を購入した人は91万人で、そのうち48万人が早く治すためにステロイドを使用していることが判明した。
ステロイドは顔の肌トラブルの症状が重くなるにつれて使用率が高まり、治療効果が高いことから使用者の満足度も高い傾向となっていた。
参考小売価格は1100円(税込み)