オーガナイザー
山田幸平(静岡県大薬)
伊藤貴章(岐阜薬大)
近年、核酸・抗体・細胞などの新たな治療薬モダリティが「クスリのタネ」として注⽬されている⼀⽅で、新型コロナウイルス感染症が契機となり低分⼦医薬のリポジショニングに対する関⼼も⾼まっている。「クスリのタネ」を「医薬品」に仕上げる⼤仕事を成し遂げるためには、治療薬モダリティが有する物性や薬物動態学的特性、想定される患者状態に応じて様々な薬剤学的アプローチを適用していく必要がある。製剤化技術やDDS技術等の使い分けが重要であることはもちろん、薬剤の特性や品質を適切に評価するための⽅法論の確⽴も必須である。
本シンポジウムでは5⼈のアカデミア若⼿薬剤学研究者が日々の研究成果を紹介し、パネリストや来場者と薬剤学研究の未来を議論する。本シンポジウムが、さらに次の世代の研究者を輩出するきっかけとなれば幸いである。
(山田幸平)