オーガナイザー
高倉喜信(京大院薬)
赤井周司(阪大院薬)
松田正(北大院薬)
日本薬学会では、博士の学位を取得して薬学の発展に寄与する強い意志を持った研究者育成を目指し、本会会員の学位取得に向けた研究専念環境確保を目的として、2015年から長井記念薬学研究奨励支援事業を推進している。発足から6年が経過し長井記念薬学研究奨励金を受けて学位を取得し、薬学研究者として活躍している方も多くなってきた。
本シンポジウムでは趣旨説明に続いて、高倉喜信前会頭に「若手薬学研究者への期待」と題して、本事業の趣旨と意義、そしてこれまでの経緯と理念を含めた講演をしていただく。続いて、奨励費を有効に利用して学位を取得した上で、薬学研究者として活躍している皆様の中から、本事業初の「長井記念若手薬学研究者賞」を受賞した新進気鋭な研究者6人からお話をいただく。
特に長井記念薬学研究奨励支援事業採用により「大学院での研究に対する取り組みがどう変化したのか」「目指す研究者像」「薬学の目指すべき将来」などの思いを込めた講演を通じて、これから長井記念薬学研究奨励支援事業に応募する薬学生へのメッセージを発信すると共に、将来の薬学研究者を目指す上での意欲向上の場を提供したい。
(佐治木弘尚)