オーガナイザー
岩渕好治(東北大院薬)
石井伊都子(千葉大病院薬)
佐々木茂貴(長崎国際大薬)
デジタル変革の潮流が、医療の構造と概念に変容をもたらしつつある。スマートフォンやPCは日常に溶け込み、息をするようにSNSを使いこなし、世界の情報をタイムラグなく取り込むことができるデジタルネイティブ世代が社会を支える時代となってきた。創薬や臨床まで、あらゆる場面でデジタル技術が浸透し始めていることを感じている方も多いと思う。
では、何がどこまで進んでいて、今後どのようになっていくのか。新型コロナウイルス感染症のため、学会等でのタイムリーな情報交換が困難となっている中、日本薬学会理事会では、そのビジョンを会員の皆さんとぜひ共有したいと考えた。
本シンポジウムでは、創薬・医療・行政の最先端でデジタル変革を推進する第一人者をお招きして、広域の薬学研究におけるデジタル技術の実態を講演いただき、今後の薬学の展望について皆さんと議論を始める契機としたいと考えている。
(岩渕好治)