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【日本薬学会第142年会】シンポジウムの概要 微小空間に生体環境を模倣して新薬開発を加速する‐日本発MPSの最先端

2022年03月23日 (水)

オーガナイザー
 山崎大樹(国立衛研)
 石田誠一(崇城大生物生命)

 MPS(Microphysiological Systems:生体模倣システム)とは、すなわち、微小空間に各種臓器の生理学的環境を模倣した臓器コンパートメントである。これらを連結することで生体における臓器間相互作用をin vitroで再現することも可能である。

 創薬では、新薬開発コストの増加、ヒト-動物の種差によるヒト予測の不確実性等が問題となっており、MPSの発展が解決の一助となることが期待されている。国内では日本医療研究開発機構(AMED)において2017年度から「再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発プロジェクト」が開始され、国内におけるMPSの研究開発が本格化した。

 本シンポジウムでは、日本のMPS開発をリードする研究者に最新の研究成果をデバイス開発、腸-肝循環、血液脳関門(Blood brain barrier:BBB)の観点から発表・解説していただく。さらに、MPSユーザーとして想定される製薬企業からの視点をもとに今後のMPS技術開発の方向性を提案していただく。日本におけるMPSの創薬応用の展望について議論を深めたい。

 (山崎大樹



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