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【日本薬学会第142年会】シンポジウムの概要 ポストコロナ時代を見据えた感染症ワクチン研究

2022年03月23日 (水)

オーガナイザー
 吉岡靖雄(阪大先導)
 國澤純(医薬健栄研)

 世界的なワクチン接種にも関わらず、新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっており、ポストコロナ時代には程遠い状況にある。一方で、今回の感染症有事を反省に、ポストコロナ時代に向け、様々な感染症ワクチンの開発を加速する必要性が叫ばれている。

 例えば、身近な感染症である手足口病(エンテロウイルスなどが原因)、りんご病(パルボウイルスが原因)、細菌性食中毒のみならず、日本でも問題視されている重症熱性血小板減少症候群(SFTSウイルスが原因)や鳥インフルエンザなど、未だワクチンの存在しない感染症に対するワクチン開発の推進こそが、次なる感染症有事に向けた取り組みとして必須と言えよう。さらに、メッセンジャーRNAワクチンの開発から明確なように、新たなワクチンプラットフォームの開発も最重要課題となっている。

 そこで本シンポジウムでは、ポストコロナ時代を見据え、様々な感染症に対するワクチン開発の事例を第一線の先生方にご講演いただき、現状の課題と今後を議論したい。

 感染症ワクチンの開発は、様々な薬学研究の知識・技術を総動員して初めて達成し得るものであり、活発な議論により日本発のワクチン開発が加速するものと期待している。

 (吉岡靖雄



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