◆日本人はブランド好きだが、ブランド商品はなぜ人気があるのか。おそらく、持っていると個人のプライドが満たされ、他人から「身につけているブランドと同じくらい自分には価値がある」と思ってもらえると“錯覚”するからだろう
◆しかし、立派なバッグや時計を身につけていても、誰も尊敬も好意を持ってもくれない。敬意や好意は身につけている物ではなく、その人の言動や思想、行動に対して与えられるものだ
◆翻って日本薬剤師会では今、自前の会館建設で議論が起こっている。地方の代議員からは、「間借りしている今の会館では狭くて研修ができない」「他団体からの訪問者に対して恥ずかしい」などの不満が聞こえてくる
◆確かに看護協会や医師会などからすると、日薬の事務所は見劣りするかもしれない。しかし、尊敬される薬剤師であることと、立派な会館を持つこととは、一体どういう関係があるのだろうか
◆風雅清貧を旨とした芭蕉などを引き合いに出すまでもなく、日本には慎ましさを“美”とする伝統がある。“清貧の薬剤師”というのも、このご時世、決して世間に悪印象は与えないと思うがどうだろうか。
日本薬剤師会の事務所は
2009年03月16日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿