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「国民的議論」とは

2009年03月13日 (金)

◆インターネットなどを用いた一般用医薬品の販売に関する議論が続いている。舛添要一厚生労働大臣の「国民的議論が必要」との考えから、厚生労働省に「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」が設置された
◆この検討会には規制反対派のネット事業者や通信販売の伝統薬販売業者等も委員に名を連ねている。先に開かれた初会合では、安全性確保の面から対面販売が原則と主張する規制賛成派と、「消費者の利便性が損なわれる」などの主張を展開する反対派で、真っ向から意見が対立した
◆だが、“安全性vs利便性”という議論でないことはネット事業者らも主張しており、業界が作成した安全な販売に向けた“自主ルール案”も公表。「全ての国民に平等に安全に医薬品を届ける」との考えを強調している
◆今後どのように議論が決着するのかが注目される。賛成派と反対派が対立した構図のまま議論が進むのではなく、何よりも患者や消費者に有益であるという点を最優先に議論を進めてほしい。国民的議論とは、そういうものではないだろうか。



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