
白十字は、大人用紙おむつブランド「サルバ」が今年で誕生25周年を迎えたことから、サルバシリーズの全面リニューアルを行った。これまでのブランドコンセプト『プロのケアを在宅に』から、新たに『失敗ゼロの安心ケアへ』というコンセプトを設定し、「介護の第一歩を踏み出す購入者に、迷わず適切な商品、組み合わせを紹介し、商品選択の段階から、より良い排泄ケアを提供していく」(天田忠正社長)とする。同社では新イメージキャラクターとして、女優のかとうかず子を“白十字サルバ大使”に任命し、様々なメディアを通じて新生サルバを積極的にアピールしていく考え。
12日に都内で開いた発表会では、新たなブランドコンセプトのもと、排泄ケア全般における不安や悩みの解決を目指すという方針が示された。ブランドメッセージには、消費者の心理的側面を支えることを目的に、『介護、ときどき、幸せ。』を初めて導入。介護世代の女性を代表する、かとうかず子がメッセージを消費者目線、共感する目線でCM等で表現していく。
リニューアルされたサルバシリーズは、テープタイプ、パンツタイプ、補助シート、パッドタイプなど計8種類20商品。夜間の安眠確保をはじめとする長時間化のニーズに対応すべく、高吸収パッドを導入したり、利用者からの要望でもある「普段通りに外出したい」という強いニーズを満たすべく、“やわらかな履き心地”“目立たないスリム感”というパンツのスリム化を実現している。
今回、商品ポジショニング、商品名見直し、パッケージデザインの変更を行っているが、このうち、包装面については、各商品ともに中身が分かる大きめのリアルイラストを加えた。さらにパッケージ上部には、商品選択に必要な情報を集中掲示するなど、初めて介護する人にも分かりやすく、適切な商品選定ができるよう配慮した。
購入者が店頭で迷うことで、未購入になることも多いことから、質問形式により目的とする商品が正しく選択できるタッチ型POP(小型液晶パネル)やリーフレットなど、店頭での支援ツールも充実させた。このほか25周年を記念した消費者キャンペーンも、随時行っていく。
今月16日に「サルバモレストップ長時間安心パッド・朝までぐっすりパッド」「サルバ尿とりパッドスーパーワイド長時間」「サルバモレストップシート(防水シートなし)」「サルバ尿とりパッドパンツ用(昼用・夜用)」を新発売したのに続いて、4月6日からは「サルバ安心ダブルフィット」「サルバDパンツやわらかスリムうす型」「サルバDパンツしっかりガード長時間」、5月16日からは「サルバ尿とりパッドスーパー」を、順次投入していく予定。