◆コロナ禍やウクライナでの戦争などが影響し、生活必需品や光熱費の値上げが止まらない。円安も状況を悪化させ、ハンバーガーが60円を切るようなデフレの時代は暫く戻ってこないだろう
◆戦後、日本は必要なモノが潤沢な時代が長く続いてきた一方、急な不足に即応できない脆弱な体質となってしまった。特に医薬品業界は原薬を海外に依存するメーカーが多く、1社の影響がドミノ倒しのように全体に及ぶ
◆現在の後発品の供給不足も一部メーカーが引き起こした問題だが、多くの人が影響を受けている。主要メーカーが出荷調整を解除して供給回復に向けた動きが活発化しているものの、現場の視線は依然として厳しい。患者も現状に慣れてしまい、後発品に対する不信感が定着してしまったとの薬剤師の声も聞こえる
◆各国が物資を取り合うシビアな時代を迎えた。後発品の供給は海外製原薬の調達の難しさもあるが、メーカーや卸など国内関係者の努力で状況を改善できる部分もある。問題に真摯に取り組めるか国民が注視している。
急な不足に即応できない脆弱な体質
2022年04月25日 (月)
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