◆先行きが不透明な状況の小売業界で、企業統合や買収などで売上高が1兆円を超える企業も出てきたドラッグストア業界。今後も引き続き異業種を含む競争の激化が続くことは誰もが予想するところだ
◆中長期的な戦略で重要とされるのが販管費コントロールで、中でもウエイトの大きい人件費を重視する企業は多い。大手ドラッグトップは「一人ひとりの生産性を上げていく。生産性向上のための熟練度を高めていくには、従業員に長く勤めてもらうことが大事で、離職率を重要な指標としている」という
◆働き方の見直しや教育システム等の導入など、離職率が上がらない対策は、採用面でも優位に働く。さらには出店や人材確保の武器にもなり得るとの考えであり、ドラッグストアならずとも推進を望みたい戦略だ
◆経済産業省は先月、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる「健康経営優良法人2022(大規模法人部門)」を発表したが、ドラッグ大手の認定は数社のみ。この取り組みが今後一層広がることを願いたい。
離職防ぐ取り組みの推進を
2022年04月27日 (水)
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