高血圧治療剤「コディオ配合錠MD、同EX」は、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)「ディオバン」(一般名:バルサルタン)とサイアザイド系利尿薬ヒドロクロロチアジド(HCTZ)の配合剤。1製剤でバルサルタン80mgに対し、「コディオ配合錠MD」はHCTZ6・25mg、「同EX」はHCTZ12・5mgを含有する。薬価は、「コディオ配合錠MD」が1錠137・80円、「同EX」が1錠139・30円。
「ゾレア皮下注用」(一般名:オマリズマブ遺伝子組み換え)は、気管支喘息治療薬として開発された世界初のヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤。新たな作用機序の抗体医薬で、既存の喘息治療薬で症状を十分にコントロールできない重症喘息患者が適応。用法・用量は、成人にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回750375mgを2週または4週ごとに皮下注射する。 薬価は、150mg1瓶7万0503円。 「タシグナカプセル200mg」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)は、グリベックの標的分子BCR‐ABLの選択性と阻害活性を高めた新規チロシンキナーゼ阻害剤で、グリベック抵抗性の慢性期・移行期の慢性骨髄性白血病に効果を発揮する。用法・用量は、成人にはニロチニブとして1回400mgを食事の1時間以上前または食後2時間以降に1日2回、12時間ごとを目安に経口投与する。
薬価は、200mg1カプセルが5396・70円。
「ルセンティス硝子体内注射液2・3mg、同0・23mL」(ラニビズマブ遺伝子組み換え)は、抗VEGF(血管内皮増殖因子)ヒト化モノクローナル抗体の抗原部分を切り離したFab断片。滲出型加齢黄斑変性症(AMD)の脈絡膜新生血管の発生に関わるVEGFと複合体を形成することで、新生血管の発生・進展を抑制する。国内外の臨床試験では、AMD治療薬として初めて視力の改善効果が確認されている。既に同社は1月から、日本アルコンとの共同販促を開始し、一般・専門眼科医への情報提供を行っている。用法・用量は、ラニビズマブ(遺伝子組み換え)として0・5mg(0・05mL)を1カ月ごとに連続3カ月間(導入期)硝子内投与する。その後の維持期では、1カ月以上投与間隔を空ける必要がある。薬価は、0・5mg(0・05mL)1瓶17万6235円。