富士経済は9日、2021年の新型コロナウイルス感染症の検査薬市場が前年と比べ10倍増になったと発表した。市場規模は1751億円で、22年もやや拡大する見通しだ。
同社が3~4月にかけて行った関連企業・団体などへのヒアリング、関連文献調査などからまとめた「激動するCOVID-19検査市場最前線2022」で分かったもの。
検査薬市場が拡大した理由について、同社は「20年は新型コロナウイルス感染症の検査体制が十分に整っていなかったことから、感染規模に対して市場は限定的であった。21年は検査体制が拡充され、検査数が大幅に増加した」と説明。その結果、20年の10.2倍まで膨れ上がった。
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