東京医薬品工業協会は10日、都内で開いた総会後の臨時理事会で、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に協和キリン社長の宮本昌志氏をに選出した。畑中好彦前会長(アステラス製薬会長)は理事からも退いた。
宮本氏は、会長就任に当たってあいさつし、「東薬工は新薬メーカー、後発品メーカー、OTCメーカーなど、多様な業態からなる会員各社の専門家が参加する特色がある。この特色を生かし、今後も医薬品の早期承認取得、生産普及、品質・安全性の向上、適正使用の啓発・普及に資する調査研究や研修会を実施し、公益目的の事業を実施していきたい」と抱負を語った。
東薬工は同日の総会で、21年度決算や22年度収支予算書などを承認した。