岸田文雄首相は15日に記者会見し、感染症対策の司令塔機能として、内閣官房に「内閣感染症危機管理庁」を新設すると発表した。厚生労働省の関係部門再編により感染症対策部を設けるほか、専門家組織として「日本版CDC」を設置して平時の対応能力を強化。有事では、対策部等を危機管理庁の指揮下に置き、一元的に対策に取り組む方針を打ち出した。
岸田氏は、危機管理庁の創設により「感染症対策の企画立案・総合調整の機能を強化、一体化する」と明言。厚労省における平時からの感染症対応能力を強化するとし、各局にまたがる感染症対応・危機管理部門を統合して感染症対策部を新設するほか、生活衛生関係の組織も見直し、医療行政の重点化を図る。
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