国購入分第1弾が配送
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、抗原検査キットの需要が高まっている。国が購入した抗原検査キットを各都道府県が発熱外来医療機関などで無料配布する取り組みが始まっているが、各都道府県の判断で保健所や薬局などでも配布することが可能とされた。神奈川県は2日、協力薬局での配布を開始する方針を発表。北海道や青森県でも薬局での配布を検討しているようだ。
厚生労働省は7月、症状が軽く重症化リスクが低いと考えられる有症状者に対し、発熱外来で新型コロナウイルスの抗原検査キットを配布し、自ら検査した結果を自治体が設置する相談窓口「健康フォローアップセンター」に連絡することで、健康観察を受ける体制を整備する方針を公表。国が抗原検査キットを約1200万回分買い上げ、第1弾として都道府県に配送を行っている。4日現在で、11都道府県が無料配布を実施している。
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