マルホ=8日、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎の痒みに対する抗体医薬「ミチーガ皮下注用60mgシリンジ」(一般名:ネモリズマブ遺伝子組み換え)を新発売。同剤は、痒みを誘発するサイトカインのIL-31とその受容体を競合的に阻害して効果を発揮する。痒みを抑えることで、掻くことで皮膚症状が増悪し、痒みが強くなるという悪循環を断つことが期待される。
用法・用量は、成人および13歳以上の小児を対象に1回60mgを4週間の間隔で皮下投与。薬価は1筒11万7181円。
中外製薬が創製し、マルホが開発、3月に承認取得、5月に薬価収載された。