インターネット販売解禁へ
薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断用医薬品部会は17日、新型コロナウイルス抗原定性検査キットのOTC化を認め、インターネットでの販売解禁を了承した。承認を取得している医療用抗原検査キットを一般用検査薬に転用するための評価指針について部会長一任で取りまとめ、厚生労働省は各都道府県に通知を発出した。一方、医薬品等安全対策部会安全対策調査会も同日に開かれ、一般用抗原検査キットのリスク区分は第1類に位置づけることが妥当とし、薬剤師が関与した形で販売を行えるようにする。
厚労省が作成した指針では、一般用新型コロナウイルス抗原検査キットの一般的名称を「一般用SARSコロナウイルス抗原キット」とし、新型コロナウイルス感染疑いの判定補助として、鼻腔ぬぐい液または唾液中のSARS-CoV-2抗原の検出を使用目的とした。操作方法については、使用者自らキット付属の綿棒などを用いて鼻腔ぬぐい液または唾液を採取し、簡便に検査を行うことができるものとした。
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