大阪府薬剤師会の乾英夫会長は8日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の大規模な感染拡大を受け、府が20~49歳までの若年軽症者を対象に医療機関の受診なく自己検査ができるよう抗原定性検査キットの無償配付事業を約100軒の薬局で開始したことを報告した。6日現在、1520軒の薬局が同事業に協力の意向を示していると説明した。
乾氏は「事業に参加する薬局は電話が鳴りっぱなしで、配付を受ける患者さんが列をなしている薬局もあると聞く。日常業務に加え、この業務が加わることで負担になるが、非常時に地域の薬局が協力することは重要」との認識を示した。無償配付事業では、府の場合、薬局への手数料として対応時間により1時間4000円、最大1日4万円が支払われるという。
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