
厚生労働省保険局医療課の安川孝志薬剤管理官は、本紙のインタビューに応じ、2024年度の次期調剤報酬改定に向け、「薬剤師が行ういろんな取り組みの中で、患者に対して良くなった、医療の質が上がったと評価するポイントとしてどんなものがあるのか考える必要がある」と述べ、対人業務の評価軸を設定することが重要との考えを示した。評価軸の考え方については「患者にとってどうだったかというデータやエビデンスをまとめてもらうことで初めて議論できる」とし、現場から声を上げてほしいと呼びかけた。
安川氏は、患者のための薬局ビションが策定された以後、「この数回の改定は単に薬を出すという評価ではなく、患者のために何をしたかを視点に置きながら、薬剤師の取り組みをいろんな形で評価してきた」と説明する。
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