キュアアップの治療用アプリ「CureAppHT高血圧治療補助アプリ」(一般名:高血圧症治療補助プログラム)が1日に保険適用され、販売が開始された。治療用アプリは同社のニコチン依存症対象に続き2例目だが、対象者が多い生活習慣病で実現したことは、治療用アプリによる保険診療の本格的な幕開けと言えそうだ。アプリは医師が処方し、患者が血圧や運動など降圧への行動を記録。それに基づき医師が指導する。アプリを通じて非薬物療法の「生活習慣の修正」に向けた総合的な支援が提供され、効果が発揮されれば降圧薬の薬剤費抑制の可能性もある。
高血圧治療ガイドラインでは、定期的な運動など降圧に資する「生活習慣の修正」が治療の第1選択肢となるが、患者本人が生活習慣の修正を継続することは難しく、診療時間内に受けられる指導にも限りがあり、課題となっている。同社はこうした課題に対して、アプリを通じて日々患者に生活習慣を変える行動を実践してもらうことで降圧効果を期待する。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。