アステムは8日、内視鏡洗浄後の観察・検査に用いるインスペクションスコープ「InSpace」(インスペース)について、全国の医療機関へ販売を開始すると発表した。
同製品は、2017年6月に米国疾病予防管理センター(CDC)から発表された内視鏡洗浄ガイドラインに先駆け、医療機器ベンチャーのニューロシューティカルズが開発を進めてきた内視鏡ワーキングチャンネルの中を観察・検査するデバイス。
内視鏡ワーキングチャンネルの中に挿入する様々なツールが体内の組織をチャンネル内に引き込み、洗浄しても残存するバクテリアなどがバイオフィルムを生成する可能性があるが、同製品はバイオフィルムの有無を確認可能にする高画質で極細経の検査用スコープとなる。同社は「より安全な二次感染対策に寄与できる」としている。
ニューロシューティカルズと台湾企業の合弁企業がが開発したもので、アステムが日本国内総販売元として取り扱う。