20日に第260回医療・医薬品情報研究会 医療・医薬品情報研究会

2022年10月03日 (月)

日本では毎年1万人強の管理栄養士が誕生し、その約半数は病院や高齢者施設に就職するが、残る半数は民間企業で活躍している。糖尿病や高血圧など慢性疾患では適切な薬物療法とともに、生活習慣の改善、なかでも疾患、患者に応じた食事管理が重要であり、医療機関での栄養食事指導は保険点数上も評価されている。
近年は、保険薬局でも管理栄養士が在籍するようになった。近隣のクリニック等と連携し、医師の指示書に基づき、患者さんの食事指導を行っている。ただ、医療機関と異なり薬局所属の管理栄養士に対するフィーはなく、実態として医療事務等を兼任することが多いという。しかし、薬樹株式会社では約7年前から管理栄養士はその専門性に基づく業務に専念させるという体制へとシフトした。それ以降、栄養指導・相談件数は増加の一途となっており、近年では管理栄養士によるレシピ本作成など、新たなかつ独自業務の展開も進みつつある。
同社では15年前から管理栄養士の雇用を進め、現在、約80人の管理栄養士を擁するが、東郷氏によれば、「今でこそ『薬樹には管理栄養士がいる』と、少なくとも近隣クリニックや病院から認知されていますが、私の入社当初は戸別訪問し、理解が得られるよう地道に活動を続けました」と、地域で他事業所や他職種とが信頼・連携関係を構築、維持する難しさを指摘します。
今回の講演では、栄養士と管理栄養士との違いや業務内容といった基本的なことから、薬樹薬局においてどのように薬剤師や他職種との連携を進め、新たな業務を開拓してきたのか、紆余曲折を含め、その先駆的な取り組みをご紹介いただく。乞うご期待。

日時

2022年9月20日(木)15:00~17:00

会場

ビジョンセンター日比谷(千代田区有楽町1-5-1 日比谷マリンビル3階)
(オンラインを含むハイブリッド方式での講演会)

演題

保険薬局における管理栄養士の役割と新たな展開

講師

東郷 直征 氏(薬樹株式会社・薬樹薬局下北沢薬局長・管理栄養士)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも3,000円)、学生無料

出欠のご連絡

0月17日(月)までに、田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
※お申し込み時にリアル参加希望かオンライン参加希望かを教えてください。

当日の連絡先 080-3086-8607

※リアル参加は会員優先です。
※非会員のリアル参加希望者には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。
※オンライン参加希望者には、事務局より14日に参加用URLを、非会員の方には口座番号も合わせてお知らせします。9月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp

主催

医療・医薬品情報研究会

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山



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