スギホールディングスの杉浦克典社長は、オンデマンドで行われた決算説明会で、事業の現況について「コロナ変異株による感染再拡大や、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー原材料価格の高騰、急激な円安に伴う物価上昇など、依然として先行きは不透明で経営環境の厳しさは増している」と指摘。その上で、「資材価格の高騰や円安に伴う電力料金の負担が大幅に増加したが、スギ薬局公式アプリなどの会員獲得と、デジタル販促による費用対効果の改善など、経費抑制を進めた結果、営業利益は計画を達成できた」と説明した。
活性化を進める調剤事業について、杉浦氏は「市場の大きさから見ると、規模拡大の余地は大きく、今後も成長が続く見通し」との認識を示し、現在、調剤室や待合室で非効率な導線を改善するための改装を積極的に推進していると説明。「この1年間で100店ほどで実施しているが、下期もさらにスピードを上げていく」とした。
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