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OTC薬の適正使用に積極関与を

2022年10月28日 (金)

◆京都大学健康情報学分野の中山健夫教授、プラメドプラス社長の平憲二氏ら研究グループがOTC医薬品の安全性情報の普及や啓発に関する研究を始めた。主にOTC薬のみで使用される有効成分の安全性情報を整備し、社会問題化している乱用防止などにつなげるという
◆これまで不足していたOTC薬の安全性情報を整備する取り組みはなかった。OTC薬の乱用が大きな問題として注目されるようになっている時だけに成果を期待したい
◆一方で、中山教授の「医療従事者はこれまでOTC薬の安全性に十分な関心を持っていなかった」との指摘はしっかり受け止めなければならない。OTC薬の使用に最も責任を持つべき薬剤師に対し、この問題に正面から取り組んでほしいとのメッセージとも言える
◆新型コロナウイルス感染症の拡大で、解熱鎮痛薬などOTC薬の使い方に国民の関心が高まった。もっと薬剤師が率先してOTC薬に関与し、研究や普及啓発を通じて専門家としての発信を国民にアピールする好機と捉えたい。



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