◆国家試験対策しか考えず、即効性のあるノウハウばかりを学ぼうとする。そんな学生に「目先の国家試験合格だけを目指すべきではない」と新任教員が異議を唱える――。法科大学院を舞台にした月9ドラマのストーリーだ。来年1月から始まる
◆以前に、薬系技官が「大学は国家試験予備校ではない」と語っていたのを思い出した。大学は社会で活躍するために必要な力を養う場所であり、国家試験合格はそのプロセスに過ぎない。どの学問領域でも抱えている課題は同じなのかもしれない
◆薬剤師として現場で活躍する姿を見据え、学生自身に積極的に技術や知識を修得してもらうにはどうすればいいのか。その場凌ぎの学習では社会で通用しない。結局、卒業後に苦労してしまう
◆ドラマの教員のように熱い思いをぶつけるだけでは、おそらく学生の心には響かない。答えのない課題であるからこそ、ドラマになるのかもしれない。学生の意欲にどう火を付けるかは教員という仕事の悩ましいところで、腕の見せどころでもある。
現場で活躍できる薬剤師の育成
2022年10月31日 (月)
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