◆臨床検査技師国家試験の結果が7日に発表された。今年も約3000人の臨床検査技師が誕生したが、依然として雇用状況は厳しく、病院検査部に就職できる学生はそう多くない
◆これまで、民間の検査センターや医療機器メーカーなどへの就職が多かったが、最近では臨床検査技師の国家資格を取得した後、臨床工学専攻科で1年間勉強し、臨床工学技士の国家試験受験資格を取得する学生が増えているという。それだけ臨床検査技師の資格だけでは、将来が不安だと感じている学生が多いということだろう
◆団塊の世代が一斉に定年退職を迎える「2007年問題」が目前に迫っている。臨床検査業界でも成長期には国立大学病院などで、団塊の世代の臨床検査技師が集中的に採用されたが、ここ数年でそれらの検査技師も職場を去っていく
◆ただ、退職後も後任を採用しないなど、臨床検査技師の定員枠の削減だけは避けてほしい。その背後には、検査部門の外注化が待ち構えている。病院検査部の役割を再検討する時期かもしれない。
臨床検査技師の世代交代スムーズに
2006年04月14日 (金)
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