
小林製薬は今日10日から、漢方内服薬「コムレケア」(第2類医薬品)を新発売する。「こむらがえり」など筋肉の急激なけいれんを伴う痛み、腹痛、腰痛に効果を発揮する。コムレケアには、足のつり、こわばりに効果のある「芍薬甘草湯」が満量処方されている。
「こむらがえり」は、筋肉疲労、血行不良、ミネラルや水分不足などがその原因と考えられている。
50~60代男女2124人を対象に、同社が調査したところでは、37%が月に1回以上「つり」を経験。また、「痛みが続く時間」では、33%が痛みや違和感を翌日まで持ち越すなど、症状の繰り返しへの不安を抱えていた。十分な対処法がないのが実際で、マッサージやストレッチで対処している人が大半を占めている。
同社では、「コムレケア」の発売を通して、足の老化トラブルの一つである「こむらがえり」を改善することで、シニア層のアクティブな生活をサポートし市場の活性化を図ることにしている。現在、OTC医薬品の芍薬甘草湯は約2億円の市場を形成しているが、発売初年度はそれを上回る売上高3億円を目指す。
メーカー希望小売価格は、24錠入り1050円。