TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【第一三共】抗RANKL抗体「デノスマブ」を国内申請‐適応は癌骨転移による骨病変

2010年08月27日 (金)

 第一三共は、抗RANKL抗体「デノスマブ」について、癌骨転移による骨病変の適応で国内申請を行った。同社が抗体医薬品を申請するのは初めてとなる。

 デノスマブは、破骨細胞の形成・活性化に欠かせない蛋白質「RANKL」をターゲットとした世界初の完全ヒト型モノクローナル抗体。

 骨転移した癌細胞は、パラサイロイドホルモン関連タンパク(PTHrP)を分泌し、骨芽細胞にRANKLを発現させ、前破骨細胞に発現するRANKと結合することで、破骨細胞への分化を促進する。破骨細胞が増えると、骨を溶かすことで、骨の中に豊富にあるTGF‐βやIGFなどの物質が骨から溶け出し、癌細胞を刺激して骨転移巣が生じると考えられている。デスノマブはそうした転移成立機序のうち、RANKLを阻害することで、破骨細胞の形成を抑制する。

 第一三共は、2007年に米アムジェンからデノスマブの国内独占的開発・販売権を取得。以後開発を進め、癌骨転移による骨病変の適応で申請を行った。現在骨粗鬆症の適応症でも第III相試験段階にある。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術