厚生労働省は薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会、第二部会へ、一部変更承認など3件を報告した。
▽レミケード点滴静注用100(田辺三菱製薬):インフリキシマブ(遺伝子組み換え)を有効成分とする抗TNFαモノクローナル抗体薬で、クローン病に対する新用量を追加する。体重1kg当たり1回5mgの通常用量で6週の投与後に効果が減弱した場合、体重1kg当たり1回10mgへの増量を認める。関節リウマチに対しては、従来から増量が可能だった。
▽パタノールEX点眼液0・2%(日本アルコン):オロパタジン塩酸塩を有効成分とするヒスタミンH1受容体拮抗薬で、新規格を追加する。アレルギー性結膜炎に対し、既存の0・1%製剤は1日4回の点眼が必要だったが、0・2%製剤は1日2回で済む。
▽グレースビット錠50mg、同細粒10%(第一三共):シタフロキサシン水和物を有効成分とするニューキノロン系抗菌薬で、新用量を追加する。現行は1回50mgを1日2回投与することになっているが、1回100mgを1日1回投与できるようにする。