◆開局薬剤師の西川節子さんは20年前から大阪市内で学校薬剤師として活動。この数年はタバコの害を啓蒙し「たばこの先生」と児童からも慕われている。講演後には「吸っていたけどやめます」「大人になっても絶対吸いません」と素直な感想が聞かれるという
◆西川さんは「タバコは、シンナー・麻薬などへのゲートウェイとなるだけに小学生からの啓発活動は大切」と語る。ただ、学校側の理解が得られなければ、こうした活動が前に進まないのも事実のようだ
◆大阪市は2007年度のモデル事業として市内小学校を対象に「くすりの正しい使い方講座」を実施する計画だ。初年度は学校薬剤師会などと連携し、市内12校の小学6年生を対象に医薬品に関する知識の普及、啓発を行う。将来的には、市内小学校で幅広く展開したい考えで、子供たちが正しい知識を楽しく習得できることが基本にあるという
◆これまで薬物乱用防止などの場面でも、教育現場に配置され活躍している学校薬剤師は少なくない。薬剤師職能として本質的部分である医薬品の有効性・安全性について、教育現場で分かりやすく解説していくことは重要なことだ。大阪市のこの取り組みの成果に期待したい。
「たばこの先生」
2007年03月30日 (金)
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