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データ共有化、対象者6000万人

2007年06月08日 (金)

◆ジェットコースターやエレベーターなど、普段、安全だと思っているものの事故が目につく。これらの事故は定期的にしっかりとした検査を行い、安全性を確保していれば防げた可能性が高い。国土交通省では、ずさんな点検をした検査資格者の罰則強化や検査の証拠書類提出など、定期検査制度の見直し作業に乗り出した
◆安全を自分たちの健康に置き換えてみると、定期的に行う健診の重要性を実感する。メタボリックシンドロームの有病者・予備軍を減少させるため、来春から「標準的な健診・保健指導プログラム」がスタートするが、特定健診で行う検査項目も固まった
◆いま、臨床検査業界では全国規模でデータ共有化事業を進めている。6000万人もの対象者がいると推定される上、プログラムでは健診結果に基づいて行われる保健指導を主眼としており、どの医療機関で健診を行っても均一な検査データが得られることが大前提になるからだ
◆遅きに失した感はあるが、業界が一致団結してデータ互換性確保の核となる標準物質や標準検査法を確立させ、健康維持に貢献することを期待したい。



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