◆世界報道写真を見る機会があった。世界の報道写真を一気に公開するもので、ものいわぬ写真が次々と、静かに語りかけてくる
◆展示の前半は今も各地で続く、戦果の悲劇を伝える作品がメインだ。無数の屍の写真を前にすると、思わずすぐにでも会場を後にしたくなる
◆後半は一転して、明るい作品が並ぶ。試合直後のサッカー選手の表情、巨大な流氷とペンギン、ストリートダンサーの奇抜なダンス、文化のコーナーでは、深夜の電車に揺られる、日本のサラリーマンの風景というのもあった
◆アメリカのどこかの州で行われた、高齢者の女性が知性や品性、美しさを競う、「ミズシニアコンテスト」では、前年度優勝者の笑顔が輝いていた
◆特に印象的だったのが、国連の平和維持部隊が入り、暫定政府による統治下が続く中で行われた、ハイチの大統領選挙風景だった。自らの統治者を選ぼうと、選挙日には朝早くから大勢が列を作った
◆日本に目を転じると、今回の参議院選挙の最終得票率は58・64%だった。過半数は超えているが、自分たちの代表を選ぶ選挙で、果たして十分な数字といえるのかどうか。
写真が語る
2007年08月01日 (水)
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