政府は3日、2015年「秋の褒章」を発令した。10月23日に閣議決定した。薬業界からは、元日本医薬品卸売業連合会理事の滝田康雄氏らが藍綬褒章を受章した。主な受章者は次の各氏。
文部科学省関係
◇紫綬褒章
狩野方伸(東京大学教授、58歳):神経科学分野で、多様な脳機能の基盤をなす神経回路の機能発達、可塑性および伝達調節の基本原理とその分子機構を解明し、特に発達期小脳のシナプス刈り込みや、内因性カンナビノイドによる逆行性シナプス伝達機構解明などの業績を挙げた。
佐々木裕之(九州大学、59歳):遺伝学分野で、生殖細胞のゲノムインプリンティングの基本原理とその分子機構を解明することで、哺乳動物におけるエピジェネティクスの制御機構などの業績を挙げ、その後のエピジェネティクス研究に新たな道を開いた。
厚生労働省関係
◇藍綬褒章
滝田康雄(71歳):元日本医薬品卸売業連合会理事
永田泰造(59歳):東京都薬剤師会副会長