◆急成長の階段を駆け上がってきたSMO。昨年本格化した再編の波も、漸く一段落した感がある。改めて業界を眺めてみると、実に様々な教訓をもたらした1年だった
◆一つ明らかになったのは、全国展開の拡大路線を目指した多くのケースが、苦戦を強いられている事実。フェーズスタディのリスクを減らすため、事業の多角化を進めたSMOも明暗が分かれている。一方の地域密着型SMOは激戦区でも堅調な展開だが、それでも戦略を誤って消えた企業もある
◆もともとSMOの成長が長く続かないことは、誰もが予想していたこと。成長の時期は足腰も弱くなる。その間に何をしたかが、現在に跳ね返っているのではないか。地域密着型のSMOが堅調なのは、無理のない緩やかな成長で、足元を固めた成果とも言える
◆既に依頼者側の製薬企業はSMOの調査を行い、選別を強めている。今やスピードが速くて質が高いのは当たり前。コストカットの要求も厳しい。その意味でSMOというビジネスは、選別された企業による再出発の時期を迎えているのかもしれない。
SMO再出発のとき
2006年05月24日 (水)
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