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メディアの責任

2007年11月26日 (月)

“◆「418人に告知するよう指摘しなかったマスコミの責任も問われるべきです。自分たちのことを棚に上げての論調に、恥ずかしさを感じます」。元厚生労働省担当の一般紙記者からのメールにこうあった。血液製剤による肝炎感染が疑われる症例リストの患者に対し、厚労省が医療的な対応をとらず放置したとする問題に対するマスコミの姿勢に向けたものだが、私には指のささくれのようにひっかかっては痛む
◆薬害肝炎訴訟が提起される前の2002年当時、薬害と思っていなかったからだ。血液製剤と肝炎は切り離せないとの先入観があった。しかし、訴訟では被害者側勝訴の判決が相次ぐ。判決を読んでは青ざめた
◆実は症例リストも当時公表されているが、記憶にない。そんな自分が今、リスト問題を含め肝炎問題を取材している。その中で先のメールをもらった
◆薬害問題と薬事行政は幸か不幸か二人三脚。問題の都度、対策は打たれてはきた。再発防止の約束は果たされていないが、問題の事実の中にしか、再発防止のカギはないと考えている。だから取材する。薬害肝炎には鈍感だった自分の恥と向き合いながら。”



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