エーザイ、島津製作所、大分大学、臼杵市医師会の4者は、今月から大分県臼杵市で血液バイオマーカーを使ったアルツハイマー病(AD)の早期診断についての共同研究を始めた。かかりつけ医から専門医までの医療連携体制の中で、血液バイオマーカーの有用性を検証し、AD早期診断のための診断ワークフローの構築を目指す。6カ月のリクルート期間を置き、10月までにデータ解析を行う予定。
現在、ADの診断には陽電子放射断層撮影(PET)や脳脊髄液(CSF)検査などが用いられてるが、実施できる施設が限られており、高額な検査費用や患者の身体的負担が課題となっている。そこで、被験者の負担を抑えることが可能な血液バイオマーカーの普及が見込まれている。
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