中外製薬は、リアルワールドデータ(RWD)を活用して臨床開発の効率化を進めている。デジタルトランスフォーメーションユニット長の志済聡子氏は、「最も期待することは、申請に関わる対照群のデータを代替するなど、承認申請での活用が進むこと」と述べ、社内でいくつか事例がでてきたことの意義は大きいと強調している。
志済氏は、メディア向け懇談会で臨床開発におけるRWDの活用状況について説明した。その中で、「現在、臨床開発でRWDを使って、その価値を測定できないかを検証している。既に三つほどの申請において、参考資料としてRWDを活用した」と述べ、活用事例があることを明らかにした。
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