
左から医師の三好氏と伊東氏、薬剤師の石森氏と上田氏
市立伊丹病院の薬剤師は、多職種と連携したチーム医療で入院患者の転倒抑制に取り組んでいる。その一環として、2年前から転倒を防ぐ目的で薬物療法の変更を医師に提案する活動を開始。転倒を起こしやすいベンゾジアゼピン(BZD)系睡眠薬の変更など多角的な提案を行った結果、ハイリスク患者の再転倒率を約1割に抑制できた。今後は、地域全体に取り組みを広げることが課題だ。
同院は、2012年に院内横断型の転倒予防チームを発足させた。医師、薬剤師、看護師、理学療法士が連携、市民向けの講演会などを行っており、21年度からは新たに転倒予防の取り組みを強化するため、薬物療法への介入を開始した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。