
バイオジェン・ジャパンの傳幸諭社長は、1月の就任後初めて本紙取材に応じ、2027年までの5カ年計画を明らかにした。「テクフィデラ」など三つの多発性硬化症(MS)治療薬と脊髄性筋委縮症(SMA)治療薬「スピンラザ」の主力製品に加え、年内にもエーザイから上市予定で、同社と共同販促を行う早期アルツハイマー病薬「レケンビ」、国内申請準備中のSOD1遺伝子変異の筋萎縮性側索硬化症(SOD1-ALS)治療薬トフェルセンの二つの新薬を加え、日本のアンメットニーズに応えることで成長を図る方針だ。業績目標は非開示だが、重点の神経科学領域での協業や導入も視野に想定を上回りたい考えを示した。
同社は、MS領域ではリーディングカンパニー。経口剤「テクフィデラ」(一般名:フマル酸ジメチル)、点滴静注製剤「タイサブリ」(ナタリズマブ遺伝子組み換え)、筋注製剤「アボネックス」(インターフェロンベータ-1a遺伝子組み換え)のMS治療薬3製品を持つ。中でも、欧米で第一選択薬として広く使用されている「テクフィデラ」の今後の成長に期待を寄せた。
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