
東和薬品の吉田逸郎社長は7日、2010年来の山形工場の3期にわたる増設工事完了を受け同工場内で記者会見し、増産に向けた設備投資について「できる限りのことはやった」と語った。岡山、大阪の両工場を合わせた同社全体の年間錠剤生産能力は25%増の175億錠となる。吉田氏は今後、生産品目や品目数の整理などを検討し、効率化を図ることで中期的に「(生産能力を)1~2割アップしたい」との意向を示した。
山形工場では、第三固形製剤棟、第二無菌製剤棟の新築工事が11月に完了した。24年4月稼働予定の新たな固形製剤棟により、同工場の生産能力は年間35億錠増の100億錠に高まる。東和全体では140億錠から175億錠の生産体制となり、後発品市場全体の約2割の錠剤生産数量を賄える能力を備えることなる。
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