診断・治療体制の構築に注力
エーザイは6日、早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ遺伝子組み換え)について、5日までに約40人の医師が約100人の患者に投与を始めたと明らかにした。3月末までに約800施設で初診・診断・治療体制の構築を進め、計400人に治療が開始できる見通しだという。同社は認知症専門MR56人(うちバイオジェン15人)を中心に地域連携担当、MSL、自治体担当、癌・免疫専門MRなど総勢852人体制で薬剤情報提供、医療機関や地域の診断・治療体制の構築支援に取り組んでいる。2024年度中には累計投与患者数として7000人を見込む。
薬価算定時の中央社会保険医療協議会資料によると、「アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症」有病者は推定500万人超とされるが、最適使用推進ガイドラインで使用医師、・医療機関が定められるため「レケンビ」投与患者数は3年目までには1.4万人と次第に増え、ピーク時販売予測は9年後の3.2万人、金額にして986億円と推計される。
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