
中井氏
日本新薬は27日、2028年度を最終年度とする5カ年中期経営計画を発表した。28年度に売上高2300億円、営業利益300億円を目指す。中計期間中に上市予定のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療薬群を中心に、米国など海外で売上が拡大すると見込み、23年度比で売上高は約1.6倍、営業利益は横ばいとなる計画を立てた。上市予定の新薬はさらに伸びるとして、30年度には売上高3000億円、営業利益500億円を達成する目標も掲げた。
28年度の目標のうち医薬品事業の売上高は2030億円。特に海外で大きく伸びる見通しで、海外売上比率を約45%に高める。成長ドライバーとして期待するのが米国で26年度に上市予定のDMD治療薬「CAP-1002」。このほか、米国や日本で27年度以降、ジストロフィン遺伝子を標的にDMDを治療する核酸医薬品群として「NS-089」「NS-050」「NS-051」を上市予定で、その伸びにも期待する。
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