武見敬三厚生労働相は28日、都内で開かれた日本ジェネリック製薬協会総会後の懇親会であいさつに立ち、3年経っても医薬品供給不安が解消されていない現状に触れ、後発品産業に対し「低分子医薬品の後発品の大きな拡大が見込めない中、今の多品種少量生産の産業構造のままで、これまでのようなビジネスモデルは成り立たない」と指摘した上で、「私は後発品業界の再編は待ったなしだと考えている」と強調した。
武見氏は、後発品について「わが国の医療保険制度を支える基盤」とした上で、その中で供給不安が続いている現状を「異常事態」と断じた。
異常事態のままでは「国民に品質の確保された後発品を安定的に供給するという産業全体としての責任は、まだ果たされているとは言えない。このような状況では、後発品は国民から信頼を得ることはできない」と述べた。
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