
自民党の石破茂総裁が1日の衆参両院の本会議で首相に指名され、同日に自民、公明両党による連立内閣が発足した。厚生労働相には、内閣府副大臣などを務めた福岡資麿(たかまろ)参議院厚労委員会筆頭理事を充て、文部科学相には阿部俊子衆議院議員、経済産業相には武藤容治衆院議員が就任した。党内の創薬関連プロジェクトチームで活動するなど医薬品行政に明るい福岡氏が厚労相に就任したことで、薬価制度やドラッグラグ・ロス問題、創薬力強化をはじめ医薬品関連施策への対応が注目されそうだ。
2日に就任後初の記者会見に臨んだ福岡氏は、製薬業界が抱える課題の一つである国内のドラッグラグ・ロス問題に言及。「極めて深刻な問題で、問題解消のためには研究開発から薬事承認までのプロセス、薬価の評価まで各段階で見直しを行っていく必要がある」との考えを述べた。
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