フェリング・ファーマは5日、BCG膀胱内注入療法が奏功しない筋層非浸潤性膀胱癌の遺伝子治療としてナドファラゲンフィラデノベク(開発番号FE999326)を日本で再生医療等製品として承認申請を行ったと発表した。BCG治療が奏功しなかった患者は膀胱全摘除の選択肢しかなかったが、同剤は全摘除までの期間を延ばせる可能性がある。国内第III相試験では、3カ月に1回投与で3カ月目に完全奏効率(CR)が75%という結果が示された。
標準治療であるBCG療法後の新たな治療選択肢になり得る。米国では2022年12月に「アドスティラドリン」の製品名で承認されている。
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